ようこそ「２１２市町村カントリーサインの旅」へ。

　このサイトでは、ＨＴＢ北海道テレビのテレビ番組「水曜どうでしょう」の一ファンである私が行っている、過去に番組で放送された迷企画「２１２市町村カントリーサインの旅」を真似た旅を紹介しております。

　水曜どうでしょうのファンである同志、ツーリングやドライブが大好きな同志、キャンプが大好きな同志、北海道をこよなく愛する同志にお楽しみ戴ければ幸いであります。

　では…まずはルールを説明しよう。（以後、水曜どうでしょうの藤村Ｄの口調で）

　北海道には２００２年４月現在、２１２の市町村が存在し、各市町村の国道上の境界にはカントリーサインという案内標識が設置されている。（道道にも設置されている場合もある。）

　このカントリーサインと同じ絵柄のカードを全２１２市町村分…つまり、２１２枚用意する。そのカードの束の中から１枚を引き、出たカントリーサインカードの市町村を目指して移動。目的地である市町村のカントリーサインに着いたなら、そこで記念撮影。そしてまた次のカードを引く。
　とにかく、それを２１２回繰り返して、北海道の全２１２市町村を回ろう、という乱暴な企画なのだ。

　ご本家「水曜どうでしょう」では、１９９７年８月１３日〜９月３日と同年１２月１０日〜１９９８年１月１４日の２回に分けて、計７回放送された。
　しかし回れたのはたったの１３市町村。その後「十勝二十番勝負」という非常に似たで十勝支庁管内１０市町村をランダムに回るという企画は行われたものの、とうとうその後の放送で、ミスターこと鈴井貴之氏が

　　「カントリーサインの旅は終了しましたぁ。もう行きませ〜ん」

と宣言し、事実上、企画終了となってしまったのである。
　実は、私はこの放送をリアルタイムでは観ていない。
　友人からビデオを借りて観たのだが、７回の放送すべては録画されておらず、中抜けでこの企画を観た。

　　「これは面白い！ツーリングでやってみようっ！」

と思い、２０００年と２００１年の２シーズンかけて、「２１２市町村カントリーサインツーリング」と称して、全２１２市町村を回り、すべてのカントリーサインをバックに記念撮影を行ったのだ。

　しかしそれは、企画の柱である

　　「カードを引いて出た場所に行く」

というものではなく、回りやすい順序で一つ一つ回って撮影するという軟弱なものであった。


　　「これではダメだ」

　　「こんなんじゃ、水曜どうでしょうでやってた２１２市町村カントリーサインの旅をしました、とは言えない」

と思い直し、２００２年のシーズンから、いったい何シーズンを要するか分からない真の「２１２市町村カントリーサインツーリング」を開始したのである。

　当初は「ツーリング」と銘打って始めたのではあるが、いかんせん北国・北海道では、２輪が走れるのは５月から１０月の６ヶ月間しかないのである。あとの半年間は雪と氷の世界。こんな時期にバイクに乗っているのは、郵便局員さんと新聞配達のおじさんぐらいだ。

　カブを買って冬も走ろうか…。ちょっとだけそう思ったのだが…それを実行してしまうほど私は真の馬鹿ではない。

　「１１月から４月は４輪でもＯＫ！」という冬期特別ルールを設け、冬は４輪で走り回ることにしたのだ。


　かくして２００２年春。「２１２市町村カントリーサインの旅」が始まったのである。